生理痛の原因はさまざまですが、気をつけないといけない生理痛もあります。
それが、子宮内膜症と子宮筋腫です。

子宮内膜症とは子宮の内側にしか存在しないはずの子宮内膜が、主に骨盤内の子宮の内側以外の場所にできる病気です。
子宮内膜は本来、周期的に月経血となって剥離し、体外へ排出されますが、子宮の内側以外の場所で増殖した子宮内膜は排出されることなくからだの中にとどまるため、炎症や癒着を起こしてしまいます。
放置すると不妊の原因となったり、まれに卵巣がんになるリスクがあります。

子宮内膜症による生理痛の特徴として以下のものがあります。
・生理の回数を重ねるごとに痛みが強くなっていく
・痛み止めをのんでも生理痛が治らない
・生理中以外も下腹部痛が起きる
・性交時、排便時にも痛む

子宮筋腫とは子宮の壁（筋層）の中にできた良性の腫瘍で、30代以上の女性の４人に１人は子宮筋腫がみられるというほど一般的で、ガンではありません。
自覚症状が少ない人もいますが、できる場所や大きさによってはつらい症状が出たり、不妊や流産の原因になることもあります。
子宮筋腫による生理痛の特徴として以下のものがあります。
・ギューッと締め付けられるような痛み
・量が多く、レバーのような塊が出る
・出血期間が長い

こうした症状がある場合は、早めに医療機関を受診されることをおすすめします。

それ以外の場合、体質改善に取り組むことで生理痛は改善されていきます。

女性が一生のうちに経験する生理の回数は450～500回、日数にして約2,400日（約6年6カ月）もあります。
それだけの回数、薬を買って、それだけの日数を憂鬱に過ごすのは、あなたらしい生き方でしょうか？

当院では、「からだを健やかにして人生を幸せに」をモットーに健幸作りのサポートをしています。