指宿市で妊活・体質改善なら優しい鍼灸整体の如水治療院

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悲しみを乗り越えて待望の妊娠

悲しみを乗り越えて待望の妊娠

はりきゅうマッサージ如水治療院の院長湯地です。
当院で施術を受けられて良くなられた方をご紹介する症例ブログ、今回は流産後に当院に来られた方の症例です。

■来院された方:32歳・女性
■来院理由:2カ月半ほど前に流産。無事妊娠・出産できるように体調を整えていきたい。

来院までの経緯

 

2カ月半ほど前に流産。

その後、胎盤ポリープによる不正出血があるため、病院でみてもらっている。

病院からOKがもらえて妊活が再開できるようになるまでの間に、少しでも体調を整えていきたいと思い、ネットで検索して当院を見つけて来院。

初回来院時の主な悩み

 

初回のカウンセリングでお聞きしたこの方のお悩みポイント

  • 慢性的な肩こりがある
  • 流産後、全身的に冷えを感じるようになった
  • 寝つきが悪く、寝起きもすっきり起きれない
  • 背中が張っている
  • たまに頭痛がある

 

初回来院時のおからだの状態

  • 背骨の左側の筋肉が筋張って、かなり硬い
  • 肩甲骨の内側がこっている
  • みぞおちのあたりとふくらはぎの内側が冷えている
  • おへその下あたりがやや硬い
  • 脈診では全体的にやや弱く、生殖を主る腎が沈んで力がない

施術経過

■1回目

腹部
みぞおちのあたりがやや冷えて張っている。
東洋医学的にはこの辺りがからだの上部と中部の境目であり、ここが冷えて張っていることで上部の巡りが滞っていると考えた。

おへその下の硬さは瘀血の存在を暗示するも、それ以上に腎の弱さが気になる。
お腹のツボを使ってみぞおちの冷えを取り、腎の力を高めるためのはりと箱灸をした。

背部
特に左側の背骨の際のあたりが硬く筋張っている。こういう時はストレスがあって呼吸も浅くなっていることが多い。
肩甲骨内側は全体に硬結があってこっている。
背中から腰にかけて張っている。

筋肉の緊張が強いところ、硬くなっているところを一つ一つ確認しながらはりをした。
また、腰にある腎の力を強めるツボ周囲を箱灸をして温めた。

その他
ふくらはぎの内側あたりが冷えている。

足の方まで気が巡ってくるように、足のツボにはりをした。

みぞおちのあたりの張りや背中の筋肉がかなり硬くなっていることと、おそらくはストレスも重なって、呼吸が浅くなり、そのことから冷えや睡眠の質の低下や頭痛なども起きていることをお伝えした。

施術方針
東洋医学では、腎は引き締め固める力があり、生殖も担当している。腎の力が弱いと、お腹の中に胎児をとどめておく力が弱いために、流産や早産などを引き起こす可能性が増えてしまうと考えられる。
また、腎が弱いことで上下のバランスが崩れてしまい、肩こりや睡眠、頭痛などの上部の症状が出やすくなってしまう。
従って
①まずは腎の力を高めていくこと
②肩と背中のこりをゆるめて、しっかり呼吸ができるからだにすること
③巡りを良くすることで、冷えを減らしていくこと
これらを目標としていくこととした。
施術の間隔は週に1回。

2回目~5回目

3回目までにみぞおちのあたりの冷えは取れてきて、張りも減ってきた。
左側の背骨の際のあたりの硬い筋張りは依然として残っているものの、回を重ねるにつれて、肩こりも楽になってきており、寝つきも良くなってきた。
5回目の頃には、足の冷えも取れて、寝つきに関しては気にならなくなったとのこと。

6回目~9回目

からだの状態が上向いてきたので、6回目はリンパケア整体を行った。
からだの内側の空間を広くする整体で、筋肉をゆるめてからだを筒状に整えることで、体のゆがみが取れて巡りが良くなってくる。

8回目
リンパケア整体で行ったケアをご自分でも出来るように、セルフケアレッスンを行った。
毎日のセルフケアを行うことで、施術後のいい状態をキープするだけでなく、さらに体調が良くなることが期待できる。
また、セルフケアレッスンでお伝えした体操は、骨盤内を通る大きな筋肉を動かすことで骨盤内の循環を良くし、卵巣や子宮などを温めるために、当院の妊活には欠かせないセルフケアとなっている。

9回目
ポイントテーピング®をお伝えした。これもからだをいい状態にしていくのに役立つ、お手軽な方法。
左側の背骨の際のあたりの硬い筋張りもかなりゆるんできた。

胎盤ポリープも取れて、病院から妊活を再開してもいいとの許可が出た。

10回目~15回目

11回目から13回目にかけて、仕事が忙しかったり、食事のアレルギーが出るなど、体調が優れないときもあった。
そういう時はやはり、左側の背骨の際のあたりの筋張りが戻ってきたり、足が冷えていたりとからだの方でも変化がある。

ただ人は誰しも体調の波はあるし、はりをした後のからだのゆるみ具合や脈の強さやバランスなどをみていると、全体としていい方に向かっていたので、それほど心配はしなかった。

15回目
初来院から3カ月、妊活再開から1カ月半、検査薬で陽性が出たとご報告をいただく。
後日、病院にて着床確認。

この方からいただいたご感想


◆当院に来られる前は、どのようなことでお悩みでしたか?

・10代後半から10年以上肩こりに悩んでいた。社会人になってからは、残業や重い仕事が続くと痛みで眠れず、疲れがすっきり取れることはほとんどなかった。
・マッサージを受けたりしたが、あまり良くならなかった。
・妊活して半年ほどで妊娠したが流産してしまい、自分の身体を根本から見直したい気持ちで、はり治療を検討した。

◆当院をお選びいただいた理由を教えてください
ホームページを見て、親身になってくれそうだなと思ったことと、仕事終わりに通える距離・時間だったことが決め手だった。

◆当院の施術を受けてみて「良かった」と感じられたポイントを教えてください
・長年悩んだ肩こりがすぐに良くなったと感じられたこと。
・寝つきが良くなり、深くぐっすり眠れるようになり、疲れをためにくくなったこと。
・通い始めてから3カ月ほどで、再度妊娠することができたこと。
・妊娠中は、初期の身体のだるさ+肩こり、中~後期の腰痛・股関節痛に悩まされたが、臨月まで週1回通い、その都度身体をメンテナンスしてもらったおかげで、楽な妊娠生活が送れた。(元々の不調を抱えたまま妊娠していたら、身体がもっと辛かっただろうと思う)
・いつも親身になって治療して下さり、身体だけでなくメンタル面も安定して過ごせたこと。

◆同じような症状で悩んでいる方へのアドバイスやメッセージをお願いします
はり治療は痛くなく、からだのどこか一箇所ではなく、全身の調子をトータルで上げていってくれると感じました。自分の身体をよくしたい思いがあるなら、治療を検討する価値はあると思います。

院長から

如水治療院院長 湯地敏志当院の妊活には、様々な状況や思いを持った方がいらっしゃいます。

施術者として、色々な方のおからだをみさせていただいていると、「こんなに筋肉が緊張して硬くなっていると、からだも心もしんどいだろうな」という状態の方が少なくありません。
そうした状態のまま、妊娠・出産・子育てとなると相当大変だと思います。

流産という経験は、言葉にするのも難しいくらい本当にお辛かったと思います。

ですが、僕は時々こう思えてしまうのです。
ママになるあなたのことを大好きな命が、当院に来る前のからだの状態で妊娠、出産、子育てをするとママがきっと大変だろうと思って、とてもつらいことだけど流産という形で、ママが変わるきっかけを与えてくれたのだと。

この方も、本当に真摯にご自身のからだに向き合い、セルフケアをしっかり続けて、来院時からするとおからだの状態もかなり変わりました。

そして妊娠されてからも、次は出産に向けての鍼灸施術を継続して受けていただきました。

無事、妊娠・出産へとおからだを整えるお手伝いができて、施術者としてとても嬉しく思っています。

妊活でお悩みの方は、当院の妊活について詳しく書いたページをご覧ください。

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