2時間抱っこでもぐずって眠れない生後3か月の赤ちゃんの症例
はりきゅうマッサージ如水治療院の院長 湯地です。
当院で施術を受けられて良くなられた方をご紹介する症例ブログ、今回はぐずりがひどい生後3か月ちょっとの赤ちゃんの症例です。
■来院された方:生後3か月ちょっとの男の赤ちゃんとそのママと祖母
■来院理由:ぐずりがひどくて寝きらない。抱っこからおろすことができない。
来院までの経緯
産まれた当初からぐずりがひどくて寝きらない。
ひどい時は2~3時間抱っこが続いて、ようやく寝たと思っても30分くらいで眠いのに起きてしまう。
ただ、夜10時過ぎからは長い間眠れる。
ミルクの飲む量もまちまち。
祖母にも手伝ってもらっているが、この状態のままではみんなが大変なので、仕事仲間の紹介で当院に来院。
初回来院時の主な悩み
初回のカウンセリングでお聞きしたこの方のお悩みポイント
- ぐずりがひどい
- そのためにずっと抱っこをしていないといけず、日中は何もできない
- 寝ついたと思っても、30分くらいで眠いのに起きてしまう
- 寝ついたと思って抱っこからおろそうとすると起きてしまう
- ミルクを飲む量がまちまちなのが気になる
初回来院時のおからだの状態
- 前髪がつんつん立っている
- 耳の形に特徴あり
- やや緊張強め
施術経過
■1回目
髪の毛の感じや耳の形から、緊張が強く出やすい体質であり、実際のからだも緊張が強めであった。
まずは小児はりで足のツボを触り、その後にお腹と背中を緊張が取れるように撫でさすっていった。
時間としては2~3分。
それだけで、ぎゅっと縮めていた腕の緊張がゆるんで、自然と力が抜けて下におりたのをママさんにも確認してもらった。
この子はどちらかというと緊張が強いタイプで、緊張が強いためにちょっとした刺激にも敏感に反応してしまうからだの状態。
そのため、日中はゆったり眠れず、抱っこからもおろすことができないし、緊張が強いと呼吸が浅くなるために、ミルクも飲みにくくなってしまう。
また、日中眠れないことの反動で、夜は疲れ切って長く眠るのだと思われる。
従ってアドバイスとして、
・赤ちゃん自身ではどうしようもできないからだの緊張をゆるめてあげることが大事なこと
・緊張をゆるめるのに強い刺激は必要なく、とにかく軽く優しく触れて撫でることが大事なこと
・その方法として、ご自宅でも出来るベビーリンパケアの仕方
をお伝えした。
小児はりについて
小児はりは簡単に言うと、「刺さないはり」です。
先が鋭くない棒状やローラー状のはりで撫でたりさすったりするだけなので全く痛くなく、安全です。
そして優しい刺激で気の巡りを良くすることで、からだの緊張が取れ、心地良いからだへと変わっていきます。
小児はりは、血行改善、自律神経の調整、免疫力の増加、成長ホルモンの調整などの効果があることが分かっており、これらが総合的に作用し、健康管理や不調の改善に効果を発揮します。
当院では、乳幼児から小学生までを対象に小児はりを行っています。
夜泣き、食欲不振、ぐずり、疳(かん)の虫、夜尿症、便秘、鼻炎、風邪をひきやすいなどのお悩みに対応いたします。
2回目
3日後に来院
1回目の施術以来、寝つきが良くなり、少しぐずるくらいで眠れるようになった。
また、今まで抱っこしないと寝つかなかったのが、添い寝して優しく触れるだけで眠れるようになった。
ミルクの飲みも良くなった。
と、ご報告いただく。
お母様のお顔もだいぶホッとされたようで、明るくなっている。
赤ちゃんの緊張を取るように、2~3分ほどの小児はりをする。
前回と比べても、からだの緊張がゆるんでいるのが感じられた。
施術後、お母様に今後の注意点などをお伝えしている間に、赤ちゃんは眠り始めていた。
車で30分ほどかかる遠方でもあり、お伝えしたベビーリンパケアをご自宅で続けていただくことで、治療終了とした。
院長から
「最近の赤ちゃんは緊張の強い子が多い」
実はこれ、何十年も前から言われ続けている言葉なんだそうです。
緊張が強いとちょっとした刺激にも敏感に反応して、ゆったりと休むことができません。
この赤ちゃん自身ではどうすることもできないからだの緊張を取ってあげられるのが、小児はりであり、ママがしてあげられるのがベビーリンパケアです。
ぐずって眠れないのは、赤ちゃん自身もそうですが、お世話するママさんも相当大変だったと思います。
初めて来院されたときと2回目とで、ママさんの表情が全然変わっていたのが強く印象に残っています。
小児はりとベビーリンパケアで、非常に早く結果が出て、赤ちゃんもママも楽になるお手伝いができたことを施術者としてとても嬉しく思っています。
赤ちゃんのことでお悩みの方は、当院のベビーリンパケアについて詳しく書いたページをご覧ください。
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